白夜行 (文庫)
メタローグ
前作「秘密」で、温かくて切ない物語を紡いだ東野圭吾が、今回は読む者の心を冷え冷えと切なくさせる。 1973年に起こった質屋殺しがプロローグ。最後に被害者と会った女がガス中毒死して、事件は迷宮入りする。物語の主人公は、質屋の息子と女の娘だ。当時小学生だった二人が成長し、社会で“活躍”するようになるまでを、世相とともに描ききる。2人の人生は順風満帆ではなく、次々忌まわしい事件が降りかかる……。当然ミステリーだから謎が隠されているわけだが、真相は途中で暗示されてしまう。しかし謎の存在などどうでもよくなるほどのスケールの大きさが読後に残る。(石飛徳樹)
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出版社/著者からの内容紹介
19年前の大阪の質屋殺し。迷宮入りしたこの事件に関係した少年と少女が歩んだ道は…。絶望の白い光の中、魂の荒野を行く男と女を、叙事詩的スケールで描く傑作ミステリー長篇。 (解説・馳 星周)
アンフェアな月-----刑事 雪平夏見 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
生後わずか三ヵ月の赤ん坊が誘拐された。不自然な母親の言動、
奇妙な脅迫電話、そして山中から掘り出されたものとは......ベストセラー
『推理小説』(ドラマ「アンフェア」原作)に続く、「無駄に美人」な女刑事・
雪平夏見シリーズ待望の最新刊!
内容(「BOOK」データベースより)
「娘が誘拐されました」「生後三ヶ月なんです」―錯乱状態の母親からの110番通報。母親の事情聴取に入った刑事・雪平夏見は母親の不審な行動に疑いをもつ。狂言か?―そこにかかってきた一本の電話。具体的な要求をしない奇妙な誘拐犯の目的は何か?赤ん坊の安否は?…事件は思いもかけぬ方向へと進み、やがて胸を打つラストへ―バツイチ、子持ち、大酒飲み、捜査一課検挙率No.1、そして「無駄に美人」。
快楽の都―グイン・サーガ〈110〉 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
グインの正体を自分の兄貴分だと思い込んだ傭兵、スイランが無理やり仲間に加わってきた。グイン一行は、グインの目立つ姿を利用して、ケイロニアの豹頭王グインを演じる旅芸人の一座になりすますという、大胆な策に出た。ところがこの、世間の目を欺くはずの目くらましがたいへんな評判を呼び、近隣に一座の名が知れ渡り、ついに快楽と悪徳の都として名高いタイスの支配者、タイ・ソン伯爵からお呼びがかかってしまう。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
栗本 薫
別名に中島梓。東京生まれ。早稲田大学文学部卒。77年中島梓名義の「文学の輪郭」で群像新人賞評論部門を受賞。78年『ぼくらの時代』で江戸川乱歩賞受賞。以後、作家・栗本薫、評論家・中島梓を使い分けて多彩な文筆活動を展開する。小説作品は、ミステリ、SF、時代小説、耽美小説と多岐にわたる(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
ハナシにならん!―笑酔亭梅寿謎解噺〈2〉 (単行本)
出版社/著者からの内容紹介
上方落語をなめたらあかん! 舌好調第2弾!!
落語家笑酔亭梅寿に弟子入りした金髪トサカ頭の不良少年竜二。どつかれ、けなされ、江戸落語や漫才にこけにされ、時には事件に巻き込まれながら、成長していく。青春落語ミステリ、待望の第2弾。
内容(「BOOK」データベースより)
爆走!青春落語ミステリー「笑酔亭梅寿謎解噺シリーズ」、再び!東西落語対決あり、破門騒動あり、師弟対決ありの、スピード全開第二弾。
陽気なギャングの日常と襲撃 (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
人間嘘発見器成瀬が遭遇した刃物男騒動、演説の達人響野は「幻の女」を探し、正確無比な“体内時計”の持ち主雪子は謎の招待券の真意を追う。そして天才スリの久遠は殴打される中年男に―史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。だが、華麗なる銀行襲撃の裏に突如浮上した「社長令嬢誘拐事件」と奇妙な連鎖を始め…。絶品のプロット、会話、伏線が織りなす軽快サスペンス!伊坂ブームの起爆剤にして、映画化で話題の「陽気なギャング」ここに待望の復活。
内容(「MARC」データベースより)
人間嘘発見器・成瀬、演説の達人・響野、天才スリ・久遠、正確無比な体内時計の持ち主・雪子。史上最強の天才強盗4人組が巻き込まれたバラバラな事件。しかし…。「陽気なギャングが地球を回す」に続く第2弾。
黒い太陽(1) (コミック)
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誰か Somebody (新書)
出版社 / 著者からの内容紹介
財閥会長の運転手・梶田が事故死した。遺された娘の相談役に指名され、彼の過去を探ることになった会長の婿・三郎は、梶田の人生をたどり直し、真相を探るが……!? 著者会心の現代ミステリー。
内容(「BOOK」データベースより)
今多コンツェルンの広報室に勤める杉村三郎は、義父でありコンツェルンの会長でもある今多義親からある依頼を受けた。それは、会長の専属運転手だった梶田信夫の娘たちが、父についての本を書きたいらしいから、相談にのってほしいというものだった。梶田は、石川町のマンション前で自転車に撥ねられ、頭を強く打って亡くなった。犯人はまだ捕まっていない。依頼を受けて、梶田の過去を辿りはじめた杉村が知った事実とは…。
深追い (新書)
内容(「BOOK」データベースより)
地方都市の警察署を舞台に、組織に生きる人間の葛藤を描く感動の七編。
内容(「MARC」データベースより)
「コンヤハ カレー デス」 事故死した夫のポケベルにメッセージを送り続ける妻。何のため、誰のために? 真の被害者は、罪深き行為とは。地方の警察署を舞台に組織に生きる人間の葛藤を描く警察小説集。02年刊の再刊。
冷血 (文庫)
内容(「BOOK」データベースより)
カンザス州の片田舎で起きた一家4人惨殺事件。被害者は皆ロープで縛られ、至近距離から散弾銃で射殺されていた。このあまりにも惨い犯行に、著者は5年余りの歳月を費やして綿密な取材を遂行。そして犯人2名が絞首刑に処せられるまでを見届けた。捜査の手法、犯罪者の心理、死刑制度の是非、そして取材者のモラル―。様々な物議をかもした、衝撃のノンフィクション・ノヴェル。
著者略歴 (「BOOK著者紹介情報」より)
カポーティ,トルーマン
1924‐1984。ルイジアナ州ニューオーリンズ生れ。21歳の時「ミリアム」でO・ヘンリ賞を受賞(同賞は計3回受賞)。’48年『遠い声 遠い部屋』を刊行、早熟の天才―恐るべき子供、と注目を浴びた。晩年はアルコールと薬物中毒に苦しみ、ハリウッドの友人宅で急死した
佐々田 雅子
1947年生れ。立教大学英米文学科卒業。翻訳家(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
照柿(上) (文庫)
出版社 / 著者からの内容紹介
全面改稿 待望文庫化!
「あの人殺しが遂に死んだか」
暑すぎた夏、2人の男が堕ちていく。
ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死(れきし)した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だった。葡萄のような女の瞳は、合田を嫉妬に狂わせ、野田を猜疑に悩ませる。
『マークスの山』に続く合田刑事第2幕。
内容(「BOOK」データベースより)
ホステス殺害事件を追う合田雄一郎は、電車飛び込み事故に遭遇、轢死した女とホームで掴み合っていた男の妻・佐野美保子に一目惚れする。だが美保子は、幼なじみの野田達夫と逢引きを続ける関係だった。葡萄のような女の瞳は、合田を嫉妬に狂わせ、野田を猜疑に悩ませる。『マークスの山』に続く合田刑事第二幕。